円筒や箱の面に厚みをつける方法
お茶碗や箱といった空洞のある物体のモデリングをする場合、内側の面に厚みを付ける必要が出てきます。
円柱や立方体のメッシュの上面を削除すれば、円筒や四角い箱のようなものは完成したように見えますが、その面は1ドットにも満たない薄っぺらな状態で、そういったものは現実世界には存在しないと言っても過言ではないでしょう。
ということで、面に厚みを付ける必要が出てきます。
面一つ一つに手作業で厚みを与えるのはナンセンスなので、Blenderに備わっている機能を使って一気に作ってしまいましょう。
本記事では、モディファイアーを使用して円筒や箱の面に厚みをつける方法について解説します。
対象バージョン
3.0.1
※管理人が確認したことのあるバージョンです。他のバージョンは未確認。
手順
1.円柱の上面を削除するなどして厚みを与えたいオブジェクトを用意する。

2.[モディファイアープロパティ]>[モディファイアーを追加]>[ソリッド化]の順に選択する。
3.[幅]で厚みを調節する。

4.希望の形が完成したら[オブジェクトモード]でモディファイアーを[適用]する。
手順は以上になります。簡単ですね。
ブーリアンでは駄目なのか?
ブーリアンでもOKです。
というか管理人はソリッド化をずっと知らなかったので、ブーリアンでやっていました。
ただブーリアンでは穴を開けるのにも穴を開けた後にも手間がソリッド化よりかかるので、面に厚みを加えたいというだけであればソリッド化を使用したほうが手っ取り早いと思います。
円筒の内側が四角形など、外側と内側の頂点数が異なる場合はブーリアンを使うのが良いでしょう。
本記事は以上になります。